木造住宅耐震改修実務セミナーへ

耐震実務02

今日は平塚市で行われた木造住宅耐震改修実務セミナーへ参加してきました。耐震診断や耐震改修の場面で役に立つのは当然ですが、新築の設計にも役に立つ内容です。診断や改修時に弱点になっている部分が建物の勘所なわけで、それを知ったうえで住宅の設計できるかどうかは、建物の実際の耐震性や耐久性に大きな違いを生んでくるはずですよね。

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建築士会主催の「建築生産入門」講習会へ

建築生産入門

建築生産とは、建物の企画段階から設計、施工、維持管理にいたるまでの一連の流れのこと。良い建物を作るためには、良い仕事が必要で、良い仕事のためには仕事の現場を知ることが必要ということですが、言われれば当たり前。良い設計をするためには、やはり現場を知らないといけない。個人的に日頃から機会を見つけては研鑚を続けていて、この講習会もその一環。小さなことでも続けてみれば、それなりの形になるもので、業界専門誌の建築知識の2017年11月号の現場監理の特集では、出筆協力までさせて頂くまでになりました。

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理想の住まいには片づく仕組みと収納計画が必要

住宅収納スペシャリストテキスト

「収納」、建築の学校では教えてくれません。試験にも出ません。興味のある人間だけ、必要性を感じる人間だけが勉強する分野です。ですがそんな人間もごく少数、まずいません。基本的に建築家が設計する家は収納が少ないという共通認識が世間一般にありますよね。雑誌の平面図を見てマジで収納これだけ?とか思いますよね。でも、生活者である住まい手は、収納の重要性を身をもってわかっています。建築家は収納計画のダメな建物を設計しても、そこに住むわけでもないし使うわけでもないけど、住む側は日々モノに追われているわけですから。住宅収納スペシャリストであり、整理収納アドバイザーでもある熊澤ですが、備忘録もかねて自分なりの収納計画についての考え方をまとめておこうと思います。新築住宅やリフォームであれば、この内容を背景とした収納計画を設計します。

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本棚が好きな人、本屋が好きな人のために

建築知識202001

専門誌なんですが今月号の『建築知識』すごくお勧めです。特に本屋さんが好きな人は必見。本屋さんたちがどうやって本屋をつくっているか、よーくわかります。将来、どこかで本屋さんをやりたいと秘かに思っている人には、間違いなく必携の書。個人的にも本屋や本棚は好きなので、おすすめの書籍やサイトなど紹介してみたいと思います。

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地盤インスペクターとして耐震性について

地盤インスペクター

地盤インスペクターの講習会へ巣鴨まで行ってきました。地盤についてきちんと意識を向けている設計者は非常に少なく、地盤調査結果を右から左が現状です。熊本地震をはじめ、昨今の巨大地震でわかったことは、最終的には地盤が被害の大きさを決めるというものでした。地盤について少しでも理解を深め、少しでも自分の設計に反映し、少しでも被害を減らしていきたいと思い、受講しました。

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「幸せな仕事を幸せに終わるためにはどうしたらよいか」

建築紛争まえがき

記事タイトルは『建築紛争から学ぶ設計実務』のまえがき内のフレーズ。自分が設計者としてどう仕事をしていきたいのかについて、本当にこれがすべてです。 今日はこの本で勉強するために事務所で缶詰になっていました。法令について設計者として知っておくべきこと、特に事務所の代表になったので一度きちんと勉強しました。早稲田大学芸術学校でお世話になった後藤伸一先生が著者の一人で、授業の時に紹介いただいた本でもあります。

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耐震診断について-平塚市の場合を例に

平塚市耐震診断

平塚市では、一定の要件を満たす方の耐震診断は全額補助。平塚市の方に限らず、皆さんには積極的にこういった制度を活用してほしいです。地元の各自治体のHPをチェックしてみてください。市町村名+耐震診断で検索すればOKです。 地震に対して備えるという意味でも、災害への意識を高めるという意味でも、とてもよいきっかけになるはずです。それに失礼な言い方ですが、日ごろ納めている税金を取り戻すという観点もあると思いますよ。

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建築相談員の講習へ

建築相談

先日、東京建築士会が主催の建築相談員の講習を受けてきました。こういう仕事をしていると、ちょっとした建築相談を受けたりします。その時に、相手を混乱させるようなことがないように、失礼のないようにといつも考えますが、具体的にどう対応すればいいのかわからないところもあります。どうすれば専門家として恥ずかしくない応対ができるのか、どういう形で力になれるのか、施主の立場からすればあらかじめ知っておいた方がいい情報などないのか、などこの機会に勉強です。これは何も建築の世界に限ったことではなく、社会人としてキャリアを積んで、専門性を持つようになると、誰でも直面する話かもしれないです。

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