配筋検査 with チェックリスト

着々と進む現場。基礎耐圧盤の配筋検査へ。必ずチェックリストを持参し、図面と照合していきます。チェックリストといえば飛行機のパイロットか受験生かというところですが、建築の世界でも価値は高いです。うっかりやヒヤリ・ハットはどの世界にも付きもの。特に現場では意識せずともストレスが掛かっているもの。必要以上に自分を過信せず、チェックリストに沿って確認してゆきます。チェックリストはこの世界に入ってから少しづつ改良を加え、追加と削除を繰り返して今の形に。現場では複雑すぎるものは逆に間違いを増やすし、簡単すぎると無意識に軽視してしまう点が出たりと、日頃からの調整が大事。配筋検査と同時に給排水ルートについても水道屋さんを交えて打ち合わせ。現場のある神奈川県平塚市の独自のルール・慣習などへの対応や、もっとこうすると良い配管ルートになるよという職人さんからの提案もありと、現場打ち合わせの大切さを改めて感じました。実際に現場で作業が始まってわかることは大切なことばかりですから。基礎屋さんとも情報交換を済ませ、現場をあとにしました。今回はお施主様も立ち会い。チェックリストの生い立ちや内容についてご説明させて頂き、配筋検査へ同席いただきました。

奥に見えるのは現場監督の浅見さんお手製のアンカーボルトの固定道具。大屋根のかかる木製デッキにある柱の柱脚金物をとめるためのものです。打設時にズレやすい上に高さも大切なので、こうして対応してくれています。これだけでも彼の優秀さと現場でのものづくりを大切にしている姿勢がわかります。こういう人たちと家づくりはしたいですよね。

止水板にもこだわりあり。よく見かけるガーデンエッジのような分厚いものでは基礎の強度や品質を下げそうということで避け、このタイプに。

耐圧盤の下の捨てコンクリート、かっこよくレベルコンクリートと言ったりしますが、基礎の立ち上がりだけではなく全面に敷いているのも熊澤設計のこだわりポイント。これがないと耐圧盤の下側の鉄筋のかぶり厚がきちんと取れない。どうせ見えなくなるからと、コストダウンであっさりカットされてしまうことが多いですが、あとからやり変えられない品質に関わる部分には、それにふさわしいコストは掛けて良いというのが熊澤の考え方です。もともと素人の施主だったので、この辺の考え方が他の設計者とは少し違うと感じます。

配筋検査自体は、主にかぶり厚に関する指摘がありその場で修正。検査時に設置されていないホールダウン金物は打設前に基礎屋さん、浅見さん、熊澤で再確認する段取りを付け、終了となりました。次はコンクリートの打設。工事序盤の大きな見所です。